考えるべきこと:社会的企業の定義とは?
社会的企業、社会起業家、社会起業活動などの用語に対して、いくつもの異なった定義が存在します。また、国が違えば組織の形態も、活動内容の解釈も、法律上の認識も異なるのは当然のことです。
ここが肝心――知ることとはシェアすること
社会的企業の条件は「公共の利益」に対する熱意と意欲であると既に特定したにもかかわらず、なぜ各々の違いが問題になるのでしょう。それは、世界のどこかで熱心に社会問題に取り組む個人やグループがいて、あなたの直面している問題と似通った問題に取り組んだことがあり、イニシアティブを発揮し、行動を起こし、革新的な解決方法を見つけているかもしれないからです。
より多くの成功事例を特定し、活動の中で得られた解決手法や専門的知識にまつわるストーリーを世界に広めることができる状況になれば、それはさらに多くのリソースが利用可能になることを意味し、つまりは変革に活かされることになるのです。
ブリティッシュ・カウンシルでは、現在進めている調査をする上で、このような組織を認識して体系化する能力が重要だと考えています。これは、私たちが共に取り組んでいる諸外国の社会的企業セクターに高い付加価値をもたらす手法を理解することであり、この能力があればこそ、私たちと社会的企業セクターとが繋がり、情報を交換し、協力し合うことができるのです。それ故、「社会的企業の定義」についての議論は尽きないのです。